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サーマルスコープで野鳥観察を更に楽しもう


「サーマルスコープ」って、どこかで聞いたことがあるような気がします。
簡単にいえば、サーマルスコープは熱を検知して画像化するのですが、だれもが一度は目にしているはずです。
新型コロナウィルスの発熱チェックで、空港やビル、コンサート会場などに入場する際、通過する人の熱をチェックする画像がありますよね。
実はあれも仕組みで、それを生き物の発見に役立てようとするのがサーマルスコープなのです。

これを使うとバードウォッチングの常識が変わりますし、厳しい結果を求められる調査や研究などの現場でも活躍の場がありそうです。

 

●サーマルスコープって、どんなもの?

なんとなく、肉眼では見えない暗闇を全体的に明るく映す暗視スコープをイメージするかもしれませんが、サーマルスコープとは、生き物が発する赤外線を検知し、熱画像として表示するサーマルカメラ搭載のスコープ(単眼鏡)のことなんです。
周辺との温度差で、生き物を浮かび上がらせるように画像を表示しますので、実は夜間だけでなく、日中も同じように使用できるのです。
実際に覗いて見える画像はこんな感じ...。

シカの体温が周囲の地面や気温よりも高いので、シカの姿が浮かび上がるように見えますね。また、シカも体と角では温度が異なるようで、色合いが異なって見えます。このような画像が、夜間でも日中でも表示されるのです。
※ 夜間と日中では周辺の温度が異なるため、まったく同じに表示されるわけではありません
※ 表示モードは複数あり、熱の高い部分を赤く表示したりすることもできます


 

●サーマルスコープの使い道

 多くの方が未体験のサーマルスコープ、いろいろな場面に活躍の場があります。

 おそらく最初に思いつくのは、夜寝ている鳥たちの探査や観察ではないでしょうか。駅前の街路樹やネオンなどの明るいところに集まるハクセキレイやスズメが集団で休んでいる光景は時折みかけますが、暗いところで寝ている鳥たちは強力なライトを使用して探し回らないと見つかりません。
 でもサーマルスコープを使えば、サーマルカメラが鳥の熱を探知し、画像化してくれるのです。もちろん、特徴的な鳥以外は種類まではわかりませんが、控えめにライトを照らしてみれば、鳥の種類もわかることが多いでしょう。
 集団でねぐらをつくるカワウやカラス類、ムクドリ類、ツバメなどのねぐら探しにも威力を発揮しますし、哺乳類を探すにも便利です。また見つけるだけでなく、夜行性の鳥や動物の行動観察にも使えますよね。

 また、サーマルスコープは日中も使用できるので、日中に生き物を探すことにも使えます。たとえば、ヨシ原で擬態するようなヨシゴイ、裸地に伏せて静止するコチドリ、草地で息を潜めるキジなども、鳥の体が障害物で覆われていなければ、その熱を検知して画像化してくれるのです。「あの辺にウズラが降りたみたいだけど見つからない」といった時には、だれもが使ってみたくなるはずです。「鳴声は聞こえるけどどうしても姿を現さないエゾセンニュウなども、体が完全に葉に覆われていると検知できませんが、葉陰を見え隠れするような状況なら使えるはずです。
 さらに、視力が悪くて鳥が探せないという方にも便利なアイテムかと思います。


●試しに使ってみました

実は先日、鳥仲間と沖縄本島に行った時、夜間に試してみたのですが、一緒にいた仲間もサーマルスコープの威力に驚いていました。
操作に慣れていなかったのでピントが手前に合ってしまっていますが、道路わきで寝ているヤンバルクイナを見つけた時の画像です。ぐっすり寝ていて嘴を背中に入れているので、ずんぐりした胴体や脚しか映っていませんが、ヤンバルクイナとわかりました。
繰り返しますが、はじめて使ったときでピントもあっていないので、本来はもう少しきれいに撮れるはずです。(ピントの合っている手前の葉はきれいに写っています)

 

さらに、「サーマルスコープも結構使えるのかな..」と感じつつさらに歩き始めると、小さな個体を次々に発見。これが驚くことに、エゾビタキやコサメビタキ、メジロ、ムシクイ類などの小鳥だったのです。
残念ながら画像には残せませんでしたが、本当に驚きました。

そして一番うれしかったのが、樹上にいたケナガネズミが見つかったこと。
音や声が聞こえたわけではなく、サーマルスコープで道路周辺を覗いていた仲間が「やや大きめの哺乳類がいる」というので見つかったのですが、このスコープがなければ絶対に見つかりませんでした。
オリジナルの動画では動きもわかるのですが、静止画に切り出してみました。

サーマルスコープでは、対象の生き物は赤く照らしたり白く照らしたり、いろいろなモードが選べます。この時はいろいろ試したので、ヤンバルクイナと見え方が異なっています。
こんな感じで、30分くらいホテル周辺を散歩してみようと思って散策していたのですが、次々に生き物が見つかるので2時間を超えてしまい、後ろ髪を引かれる思いでホテルに戻りました。
とにかく、一緒に行った仲間は大興奮でした。
「鳥見の常識が変わる」というのも、けっして大げさでないのがお分かりいただけたでしょうか。

ホビーズ取り扱いのサーマルスコープ

ホビーズワールドで取り扱うサーマルスコープは HIKMICRO(ハイクマイクロ)というメーカーの製品です。
HIKMICRO(ハイクマイクロ)は、2016年に設立されたサーマル画像機器およびソリューションの大手プロバイダーです。SoCおよびMEMSの設計、開発、製造を専門とする同社は、サーマル検出器、コア、モジュール、カメラ、およびトータル・ソリューションを世界市場に提供し、100を超える国と地域の顧客にサービスを提供しています。 

 

HIKMICRO社

輸入代理店にも在庫がないため完全お取り寄せ対応となりますが、シリーズもいくつかあるので、選び方やカタログの見方の基本を記していきたいと思います。

<シリーズ>
まずは使ってみたいという方は、エントリーモデルでもっとも求めやすい価格の LYNX-S シリーズ から始めましょう。  
サーマルスコープを鳥見に使うだけなら、スタンダードモデル LYNX 2.0 シリーズ あたりが性能的も価格も手ごろでよいと思います。
静止画や動画の解像度を上げたいなら、センサー解像度の高い FALCON シリーズ のFQあたり、レンジファインダー(距離計)などの機能も欲しいなら CONDOR LRF シリーズ といったところでしょうか。
まずは使ってみたいという方は、エントリーモデルで求めやすい価格の LYNX-S シリーズ から始めましょう。  
また、少し嵩張りますが双眼タイプなので両目で見やすく、サーマルスコープ、デジタルナイトビジョンスコープ、レーザーレンジファインダ―まで搭載されたオールインワンの サーマル双眼スコープ HABROK シリーズ という選択肢もあります。 

 

HIKMICROシリーズ一覧

【カタログの読み方(おもなチェックポイント)】

 カタログでチェックすべきポイントを抜粋してみますので、参考にしてください。
 なお、この表はすべての製品ではなく、差がわかるような機種を抽出して一部を抜粋したものです。
仕様一覧表は、このコンテンツの最後に記しています。

 また双眼タイプのHABROK シリーズは、「センサー解像度」と「赤外線照射装置」の違いで4機種用意されています。
「赤外線照射装置」は、赤外線の波長が850nmの方が距離400mまで届きますが、可視光が含まれるので対象の生き物に見えてしまう可能性があります。一方、940nmは距離350mまでしか届きませんが、照射する生き物に光源が見えません。

サーマルスコープ仕様表の見るべきポイント
 

HIKMICROシリーズ仕様一覧

※アイテムは一部を抜粋しています

①    センサー解像度
センサーのサイズ。静止画を撮影すると、このサイズより多少大きめに記録されます。
②    フレームレート
1秒間に構成されるコマ数。コマ数が多い方が画像が滑らかになり、50Hzはコマ数が多く滑らかな画像が提供されます。
③    温度分解能
検知できる最小温度差。<20mk(0.02℃)の方が<35mk(0.035℃)よりも少ない温度差を計測できる。
④    焦点距離
カメラのレンズと同じ。センサーサイズによって、同じ焦点距離でも実際の画角は異なる(⑧拡大率参照)。
⑤    F値
レンズの明るさ。F1は人間の目と同じで明るい。
⑥    焦点調節
ピント合わせの方式。フリーは全体が大まかに合っている状態。マニュアルは手動。
⑦    検出距離
人間のサイズが検出できる距離。当然、小さな鳥では距離が短くなる。
⑧    拡大率
実際に覗いた時に見える大きさの目安で、双眼鏡の倍率をイメージするとわかりやすい。たとえば1倍の場合には人間が見えるのと等倍で、カメラのレンズだと50mm相当に見える。
⑨    バッテリー
交換式の場合には、1本の容量は3,200mAhで予備バッテリーも付属。スマホのモバイルバッテリー使用可。


 

<各シリーズの特徴(CONDOR LRFシリーズ)>

CONDORシリーズ特徴
 


▼CONDR LRFシリーズ 仕様

HIKMICRO CONDOR LRF 仕様一覧



<各シリーズの特徴(FALCONシリーズ)>

 

FALCONシリーズ特徴
 


▼FALCONシリーズ仕様

FALCONシリーズ仕様一覧



<各シリーズの特徴(LYNX2.0 LYNX-Sシリーズ)>

LINXシリーズ特徴



▼LINX20. LINX-Sシリーズ仕様

LINXシリーズ仕様一覧



<各シリーズの特徴(HABROK 双眼シリーズ)>
 

HABROKシリーズ特徴



▼HABROKシリーズ仕様

HABROKシリーズ仕様一覧











 


サーマル単眼スコープ共通の特長 


<豊富な画像表示モード「カラーパレット」 >
サーマルセンサから取得した画像を、4種類のパレットで表示できます。天候や昼夜を問わず、常にターゲットを的確に観察できます。GRYPHONシリーズでは、可視光センサーからの画像である「光学」モードと、サーマル・可視光両センサーからの画像を重ね合わせた「融合画像」モードを加えた計6種類のパレットが選択できます。

HIKMICRO 画像表示のバリエーション

●デジタルズーム 
機種によって最大8倍または4倍のデジタルズームを装備しており、遠くの小さなターゲットをより大きく表示します。 

HIKMICRO デジタルズーム

●測距機能 
ターゲットまでの距離やターゲットの高さを簡易的に測定することができます。CONDOR LRFシリーズはレーザーレンジファインダーを搭載していますので、より正確な測距が可能です。 

●最高温度地点追跡(ホット追跡) 
画面内で最も温度の高い地点を検出して緑色の十字マークを表示し、追尾します。人や動物など動く熱源ターゲットがより見つけやすくなります。 

●写真撮影、ビデオ録画機能 
ライブビューの表示中に、写真や動画を撮影できます。撮影・録画されたデータは、機種によって64GB、16GBまたは8GB内蔵メモリに保存され、いつでもPCにエクスポートできます。

●モバイルアプリとのWi-Fi接続機能 
専用アプリ「HIKMICRO SIGHT」をお手持ちのスマートフォンやタブレット(iOS, Android)にインストールすることで、モバイルデバイスとスコープをWi-Fiホットスポット経由で接続し、スコープの機能を拡張することができます。スコープのファインダー内に表示されているライブ画像を共有したり、画像調整、写真・動画の撮影などが可能です。また、アプリ経由で最新のファームウェアをインストールする機能も備わっています。 

HIKMICRO アプリ連携

●過酷な環境下でも使用可能 
保護等級IP67で防塵・防水性にすぐれています。あらゆる過酷な環境下でも安心してご使用いただけます。動作温度は機種によって-20℃または-30℃~55℃の広い範囲を実現しています。 

HIKMICRO 防水性

●高フレームレート 
単眼スコープ全モデルとも50Hzの高フレームレートにより、動くターゲットもなめらかに表示できます。 

●日本語対応 
メニュー表示、取扱説明書は日本語を含む多言語対応で安心です。 

●高画質ディスプレイ採用 
全モデル有機ELディスプレイを採用しています。有機ELは高精細で黒が締まった映像を表示できるディスプレイです。

HIKMICRO 有機ELディスプレイ








 

関連のブログ記事

商品をご検討頂く際に、使用感などの参考にどうぞ。
 

 

伊豆沼&蕪栗沼で、サーマルスコープを試してみました

サーマルスコープは本当に注目の的なのですが、正直なところ、まだその性能のすべてをお伝えしきれていません。

商品ページには実際に沖縄で使用した写真などを載せていますが、まだ使いこなせていない時期だったので、これからも情報を発信していきたいと思っています。
今回使用したのは、スタンダードクラスのLYNX 2.0 シリーズで、型番はLH-15です。


 

HIKMICROのサーマルスコープのフラッグシップ機、『HABROK』のデモ機をご用意しました! ブログ紹介用画像2
 

HIKMICROのサーマルスコープのフラッグシップ機、『HABROK』のデモ機をご用意しました!

HIKMICRO社のサーマルスコープの双眼タイプのフラッグシップモデルです。

サーマルスコープの機能だけではなく、距離計やナイトビジョン、GPSなど、他シリーズにある機能はほぼすべて搭載し、その上ナイトビジョンが付いているというアイテムとなっております。

 

お客様ご寄稿「サーマルスコープを使ってみた感想」 紹介用画像
 

お客様ご寄稿「サーマルスコープを使ってみた感想」

ホビーズをご利用いただいております、とあるお客様より、お正月セールで購入いただいたサーマルスコープの使用感レポートをいただきました。

サーマルスコープの導入を悩まれている方の参考になればとのことですので、早速ご紹介いたします。

※ 今回レポートいただいた商品はすでに完売しておりますので予めご了承下さい。現行のLH25 2.0と、ほぼ同価格帯、同スペックの商品です。




 

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