35mm換算で1000mm相当での手持ち撮影を可能にする超望遠PROレンズ
究極の超望遠性能を追求して開発したハイスペックなPROレンズです。
プロの要求に応える解像性能をズーム全域で実現したうえ、最大8段分の高い補正効果を発揮する世界最強の5軸シンクロ手ぶれ補正にも対応。
当社の交換レンズとして初めて1.25倍のテレコンバーターを本体に内蔵し、35mm換算で最大1000mm相当での超望遠手持ち撮影を可能にしています。
大口径超望遠ズームレンズながら小型軽量で機動力に優れ、PROレンズに相応しい防塵・防滴・耐低温性能や操作性も実現。
野鳥や野生動物、スポーツなど幅広いシーンで最高のパフォーマンスを発揮する1本です。
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Hobby's の店頭や観察会では...
ホビーズワールドでは、店頭や観察会、講座などでたくさんのお客様と接していますが、撮影機材に対する要望の多くは次のようなものです。
① 軽量・コンパクト
② 高性能
③ 扱いやすさ
④ 求めやすい価格とコストパフォーマンス
野鳥撮影におススメの一眼カメラやレンズは...
機材に対する感じ方は人それぞれなので、これらすべての要素を叶えるものは存在しませんが、一番近いのがOMシステムのミラーレス一眼カメラ・OM-1かと思います。
OM-1はマイクロフォーサーズという規格の小型センサー採用によりボディがコンパクトになっただけでなく、野鳥撮影に適した数々の機能も搭載されています。
このOM-1はレンズを選ぶことができますが、軽量コンパクトでありながら、手軽に手持ち撮影しながも画質にもこだわるという贅沢な要望を叶えるのが、このM.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO なのです。
1,000mmを手持ちで、気軽に撮影...
焦点距離1、000mmといえば、超望遠の大砲レンズにテレコンでようやく届く画角ですが、このM.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PROは、35mm換算で800mm相当の画角で撮影することができます。
さらに、内臓のテレコンを使用すると、同1,000mmという考えられない焦点距離での撮影も可能となります。
肩にかけられるコンパクトなシステムでありながら、三脚なしの手持ちで撮影できるこのレンズは、気軽に手軽に機動的に、そして画質も譲れないという方の要望にマッチする最高の組み合わせかと思います。
<OM-1+M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO システムでのサンプル画像>
機動力のあるこのシステムの可能性は無限大です!
▲飛翔するツバメ
▲渡り期のノビタキ
▲虫をとらえる寸前のハクセキレイ
▲クロガネモチに飛来したヒレンジャク
▲探餌中のムラサキサギ
▲ゆっくり歩くズグロミゾゴイ
究極の超望遠性能
長年培ってきた光学技術を結集し、一眼カメラの交換レンズとしてトップクラスの超望遠性能と優れた解像力を実現しました。
最短撮影距離1.3mでのテレマクロ撮影にも対応しています。
35mm換算で300~2000mm相当の幅広い望遠域をカバー
35mm換算で300~1000mm相当の幅広い望遠域をカバー。
遠くにいる被写体を大きく写せるだけでなく、撮影意図にあわせて焦点距離を調整し、狙った構図で撮ることができます。
また、内臓テレコンに合わせて、2倍テレコンバーターMC-20装着時には同・最大2000mm相当の超望遠撮影を楽しむことができます。
▲ズーム領域が広く、野鳥撮影の多くはこの1本で完了します
優れた解像力とズーム全域での開放F値固定を実現
新開発の大口径EDAレンズや4枚のスーパーEDレンズを含む18群28枚の贅沢なレンズ構成によって、開放F4.5固定の大口径レンズながら色にじみやフレアが少なく、ズーム全域でヌケの良い描写を実現しました。
画像の中央だけでなく周辺まで優れた解像力を発揮します。
▲明るく解像度の高いレンズです
Z Coating Nano
ゴースト、フレアを大幅に低減し、ヌケの良いクリアな描写を実現するコーティング技術「Z Coating Nano」を採用。中心に空気の層を持つナノサイズの粒子を、レンズ表面に敷き詰めることで空気に近い屈折率のコーティング層を形成し、表面の反射を抑えます。
▲①空気層、②ナノ粒子、③入射光、④反射光、⑤蒸着膜、⑥レンズ
35mm換算で1000mm相当の超望遠撮影を可能にする内蔵テレコンバーター
焦点距離を1.25倍に伸ばす内蔵テレコンバーターを使用すると、35mm換算で最大1000mm相当/開放F5.6での超望遠撮影が可能です。
内蔵テレコンバーターは、ファインダーを覗いたまま素早く切り換えができるので、撮影機会を逃しません。
マスターレンズの高い光学性能を生かして焦点距離を伸ばす、別売のテレコンバーター MC-14/MC-20の使用にも対応しており、1.4倍のMC-14と組み合わせれば同・最大1400mm相当、2倍のMC-20と組み合わせれば同・最大2000mm相当という驚異的な超望遠撮影が可能になります。
▲1: 内蔵テレコンバーター、*2: 内蔵テレコンバーター切り換えレバー
超望遠からマクロまで圧倒的な撮影領域
超望遠レンズながら最短撮影距離1.3m(ズーム全域)、最大撮影倍率0.57倍の近接撮影性能を実現しました。
内蔵テレコンバーター使用時は最大撮影倍率が0.71倍の本格的なテレマクロ撮影が可能。
近づきにくい被写体に対し撮影距離を離しても拡大した写真を撮ることができます。
▲昆虫撮影にもチャレンジしましょう
*1: 最短撮影距離(ズーム全域)
*2: 最大撮影倍率
*3: 内蔵テレコンバーター使用時
別売のテレコンバーターを使用すると等倍を超える撮影倍率
別売のテレコンバーター MC-14/MC-20を組み合わせれば、内蔵テレコンバーター使用時の最大撮影倍率はMC-14使用時で1.01倍、MC-20使用時で1.43倍と等倍を超えます。
▲野鳥以外にもテレコンが使えます
深度合成機能にも対応
ピント位置の異なる複数の写真を撮影し、自動で合成する深度合成にも対応。
超望遠マクロながら、手前から奥までピントが合って見える被写界深度の深い写真を撮影できます。
▲対応機種:E-M1X* / E-M1 Mark II* / E-M1 Mark III* / E-M5 Mark III*
*ファームウェアのアップデートが必要
圧倒的な機動力と耐環境性能
超望遠ズームレンズながら1.9㎏以下の小型軽量化を実現。優れた耐環境性能も実現しており、あらゆるフィールドに持ち運んで使用できます。
大口径超望遠ズームながら小型軽量化を実現
マグネシウム合金や炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、カーボンファイバーなど各所に最適な素材を使用することで、強度と精度を確保しながら、長さ314.3mmで重さ1,875g( レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズフードを除く)の小型軽量化を実現しました。
また、ズーム全域でレンズの全長が変わらないインナーズーム方式を採用しているので、常に撮影時のバランスが安定しています。
レンズフード装着時もレンズの重心がレンズ先端に寄らないように、カーボン製の軽量なレンズフードを採用しました。
▲*1: カーボンファイバー、*2: マグネシウム合金
フルサイズ一眼レフシステムのおよそ半分の重さ
OM-D E-M1Xと組み合わせた際の重さは、フルサイズ一眼レフシステムのおよそ半分となる約3㎏(カメラボディー約1.0㎏+レンズ約2.0㎏)に収まるので、手持ちでの超望遠撮影は勿論、フレーミングや流し撮りの負担も軽減します。
▲*1: 他社フルサイズ一眼 + 300-800㎜相当レンズ、*2: OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO
高信頼の防塵・防滴・-10℃耐低温性能
優れた防塵・防滴・-10℃耐低温性能を実現しています。防塵・防滴・耐低温性能を持つカメラボディーと組み合わせることで、雨や雪の中など過酷なフィールドでも安心して撮影を続けられます。
▲タフな環境など、撮影シーンを選びません
温度上昇を抑える遮熱塗装
超望遠ズームレンズでは非常に精密な制御が求められ、熱の影響も無視できません。
そこで従来の黒塗装に比べて太陽光の赤外線を高効率で反射する、耐熱性に優れた遮熱塗装を採用し、内部温度上昇を約10%、外部温度上昇を約30%低減。炎天下でもレンズ内の温度上昇を抑え、安定した光学性能を発揮します。
▲*1: 赤外線、*2: 反射、*3: 上塗層(赤外線透過の顔料)、*4: 遮熱層(赤外線反射の顔料)、*5: 素材、*6: 内部の昇温抑制
フッ素コーティング
滑らかなため傷がつきにくいフッ素コーティングを最前面のレンズに採用しました。
雨や雪、埃っぽい環境での撮影時にレンズに汚れがついてもブロアーや布で除去しやすく、すぐに撮影を続けることができます。
▲雨も汚れも落ちやすいコーティングです
超望遠撮影に集中できる操作性とハイスペックレンズに相応しい操作フィーリング
上質なリング操作が可能なゴム製のズームリング/フォーカスリングや、任意のフォーカス位置を記憶し、瞬時に呼び出せるプリセットフォーカス機能、各種機能を切り換え可能なスイッチ群の配置など、撮影に集中しながらスムーズに設定を変更できる操作性を追求しました。
*1: 滑りにくく、上質なリング操作を実現するゴム製ズーム/フォーカスリング
*2: MF時の繊細な操作にも反応し精緻なピント合わせが可能な高解像度センサーを採用
*3: 縦/横どちらの撮影時でも押しやすい4つのL‐Fnボタン
*4: 任意のフォーカス位置を呼び出せるプリセットフォーカス機能
(SETボタンを押すと現在のピント位置を記憶、スイッチをPRESETにしL-Fnボタンを押すと記憶したピント位置を呼び出せる)
a. フォーカスリミット 1.3m-6m/1.3m-∞/6m-∞
b. フォーカス切り換え AF/MF
c. IS ON/OFF
d. L-Fnボタン切り換え L-Fn/プリセットフォーカス
e. 電子音 ON/OFF (プリセットフォーカス機能の通知音)
超望遠PROレンズならではの安心仕様
持ち運びにも配慮して内側に滑りにくいゴム部材を施した三脚座やレンズ先端のゴムカバーなど、運搬や保管にも配慮しています。
*1: 前玉に傷がつきにくいデザイン
*2: どのズーム域でもレンズの全長は同じ
*3: 縦/横の位置変換をスムーズにでき、90度ごとにクリック感のある三脚座リング
*4: 運搬性の向上とマウント部への負荷を軽減する三脚座へのストラップ取り付け部
*5: 三脚座を持っての持ち運びを考慮し、滑りにくいゴム部材を三脚座上面に装備
*6: 置くときでも安心のレンズ先端ゴムカバー
*7: カーボンファイバー製レンズフード
*8: セキュリティーワイヤー(市販品)を取り付けることが可能なセキュリティースロット
強力な手ぶれ補正と高速・高精度AF
35mm換算300mm相当で8段[1] 、同1000mm相当でも6段[2] もの補正性能を誇る世界最強の5軸シンクロ手ぶれ補正と、被写体を確実に捉える高性能なAFが快適で高画質な超望遠撮影を実現します。
※ 5軸シンクロ手ぶれ補正対応ボディー: OM-1、OM-D E-M1X Firmware ver.2.0、OM-D E-M1 Mark III Firmware ver.1.2、OM-D E-M1 Mark II Firmware ver.3.4、OM-D E-M5 Mark III Firmware ver.1.3以降(2022年2月現在)
[1]: CIPA規格準拠。2軸加振時(Yaw/ Pitch) 半押し中手ぶれ補正:OFF 使用ボディ:OM-D E-M1X 焦点距離:150mm
[2]: CIPA規格準拠。2軸加振時(Yaw/ Pitch) 半押し中手ぶれ補正:OFF 使用ボディ:OM-D E-M1X 焦点距離:500mm(400mm+内蔵テレコンバーター×1.25使用時)
▲手持ち撮影を強力にサポートします
ズーム全域での高速・高精度AF
当社独自の高精度薄肉レンズ加工技術によってフォーカスレンズの軽量化を実現。
ズーム全域で高速かつ高精度なAFが可能です。内蔵テレコンバーター使用時でも合焦速度はほとんど変わりません。]
▲*1: フォーカスレンズ