わずか800ｇのコンパクトボディながら動きのなめらかさで定評のある小型ジンバル雲台「テレマスター800」に、スリムで軽量コンパクトなレオフォトの定番カーボン三脚（ジッツオ３型相当）「LS-324C」を組み合わせた雲台三脚セットです。
ニコンのAF-S 500mm f/5.6 PFなどの望遠レンズにも最適なコスパにも優れた逸品です。

■雲台

［テレマスター800 特徴］

・通常鋳物で作られる雲台筐体を、アルミ削り出し加工で作られている為、高い精度を実現しています。
・操作を行う際のガタツキも感じないほど、完成度の高さを誇ります。
・重量、わずかに800ｇ！

［テレマスター800 仕様］

　高さ：160mm
　横幅：200mm
　重量：800ｇ
　最大搭載重量：3kg

■三脚

［LS-324C 特徴］

・最大脚径は32mmで、ジッツオ3型クラスのカーボン三脚に相当。
・重量1,380ｇ、耐荷重15kgを誇ります！
・収納高は48cmとコンパクト、伸高はフルに伸ばしてちょうど良い高さの1,305mm。
・三脚本体部分はアルミ削り出し、脚は高品質な10層カーボンを採用。


［LS-324C 仕様］

　重量：1.38kg
　耐荷重：15kg
　全伸高：1,305mm
　センターポール込全伸高：1,630mm
　収納高：480mm
　最低高：78mm
　段数：4段
　脚径：32/28/25/22mm
　雲台取付ネジ:：1/4（細ネジ）＆3/8インチ（太ネジ）両対応
　保証：1年
　付属品：専用メンテナンス工具／専用キャリーバッグ／保証書（1年）
 

［このシステムに搭載できる機材］

◎一眼レフ用望遠レンズ　〈単焦点500mm F5.6〉〈単焦点300mm F4〉〈各社製100-400mm〉〈ソニー200-600mm〉など
 
150-600mmクラスの超望遠ズームレンズや単焦点レンズであれば、ニコン 500mm F5.6 PFレンズなどに適しています。
ただし、伸縮するタイプのズームレンズでは、ズームが変わる度にバランスを取る位置が変わるので、望遠端メインで使用するなどの工夫が必要です。

ソニーのFE 200-600mm Gも載せてみましたが、ロングプレートやレンズフットなどを使用するとお尻が雲台ベース部に干渉して仰角が制限される場合がありますが、付属のプレートで使用する分には問題なさそうです。

スコープは80mm、90mm口径クラスでも対応できますが、パンハンドルは取り付けることができません。

ためしに、ソニーα9＋FE200-600mm f/4.5-5.6G OSSを載せてみました。
一番下だと、レンズを上にふる際に三脚座があたるので、縦軸を20の位置にしたところ、ここまで仰角を得られることが分かりました。
バッテリーグリップを付けたり、ロングプレートを付けた場合、雲台ベース部に干渉する可能性があります。
 

縦軸は20位置に設定してみました。

［操作性］

・パン（左右）、ティルト（上下）ともにスムーズな操作性のジンバル雲台

操作部はジンバル雲台らしくスムーズな動きが特徴です。ティルト締付けノブで上下の動きを調整、パンロックノブで左右の動きを調整します。上下と前後のバランスを中心にくるようにセッティングすることで、フリーの状態で手を離しても仰角を付けてぴたりとレンズを止めることができます。
動きはパン（左右）・ティルト（上下）ともにスムーズな操作感で、僅かに粘りも感じられ、カワセミの飛び込みシーンなどにも対応できそうです。

・アルカスイス互換の２種類のクイックシューが付属。

クイックシューの前後で重量バランスを調整するため、70mmと100mmの2種類の長さのクイックシューを付属しています。お使いになるカメラとレンズの組み合わせによって使い分けて下さい。
クイックシュー後端に取り付けできる回転止めも付属しています。

クイックシューについているカメラネジの底面には、締め付けツマミが装備されており、コインがなくても簡単に締め付けることができます。よりしっかり固定するための六角レンチ用の穴もあります。
アルカスイス互換ということで、マーキンスのプレートを載せてみましたが、問題なく取り付けできました。

・雲台運搬用のキャリングケースが付属

テレマスター800と付属クイックシュー2枚、回転止めを収納できるケースが付属。ケースには、ショルダーベルトがついています。

［使用例］

人気のニコン AF-S 500mm f/5.6E PF （レンズだけですが）載せてみました。このとおり余裕で載せられます。三脚座をアルカスイス互換の「マーキンス LN-22」に付け替えています。