<HIKMICROのサーマルスコープを、実際に使ってみました>
沖縄本島のヤンバルで夜間に使ってみたところ、その威力にびっくり!
体の大きなヤンバルクイナは予想通りに見つかりましたが、驚いたのは、小鳥が寝ているところが何度も表示されたこと。
まさかエゾビタキやコサメビタキ、メジロ、ムシクイ類が道路のすぐ近くで寝ているとは思いませんでした。
そして一番うれしかったのは、サーマルスコープでケナガネズミを見つけられたこと。
沖縄本島には50回以上行っていますが、本島で出会ったのは初めてだったんです。
使い方に慣れていなかったので上手に画像に残せませんでしたが、参考にご覧ください。
まずはケナガネズミ。
これは動画を切り出した画像なので、元の動画には動きも記録されています。
▲ケナガネズミ(FG35で撮影)
つぎは、ヤンバルクイナ。
実はこの画像が初めて撮影したもので、使い方もよくわかっていない状況でした。
ピントが手前の枝葉に合っているので、ヤンバルクイナはピンぼけです。
くちばしを背中に入れて寝ていたので、嘴は映っていません。
▲ヤンバルクイナ(FG35で撮影)
伊豆沼や蕪栗沼では、ガンの飛び立ちやねぐら入りなどでも試してみました。
まだうす暗い中、鳥までの距離は70~80m、レッドホットモードでガンの飛び立ちをとらえた画像です。
▲ねぐらから飛び立ったガン
つぎは、約20m先の草地に潜んでいたスズメ。
近くにいたバーダーは誰も気づいておらず、スコープを適当に覗いていて見つけたものです。
ススキのような植物の中にいましたが、密にはえるヨシ原の中に入ると検知できなくなりました。
いずれにしても、ヤンバルの小鳥もそうですが、意外に近くに潜んでいるのに驚きました。
▲草地で休んでいたスズメ
<撮影もできます>
画像サイズは大きくないものの、サーマルスコープは静止画や動画が撮影できます。
PCとサーマルスコープをケーブルでつなげば、外付けハードディスクのような感じで、簡単にPCにデータを移すことができます。
また、Wi-Fi でスマートフォンやタブレットに接続し、画面共有、操作、画像の保存をすることも可能です。
▲データのPC移行も簡単です