本書では、亜種を含めた456種のスズメ目の鳥類の鳴き声について解析されています。各種および各亜種に対して概ね1~2ページを割き、代表的な囀りおよび地鳴きの声紋が示され、その特徴も記されています。とくに鳴禽類と呼ばれる種は左右両方の鳴管を用いて複雑な声を発する場合があり、声紋にそうした兆候が認められる場合には、どのように鳴管を制御してその声を発したのかの推察も記されています。
本書では、亜種を含めた456種のスズメ目の鳥類の鳴き声について解析されています。各種および各亜種に対して概ね1~2ページを割き、代表的な囀りおよび地鳴きの声紋が示され、その特徴も記されています。とくに鳴禽類と呼ばれる種は左右両方の鳴管を用いて複雑な声を発する場合があり、声紋にそうした兆候が認められる場合には、どのように鳴管を制御してその声を発したのかの推察も記されています。
日本鳥類声紋図鑑【下巻・スズメ目】
販売価格
4,400円(税込)
本書では、亜種を含めた456種のスズメ目の鳥類の鳴き声について解析されています。
各種および各亜種に対して概ね1~2ページを割き、代表的な囀りおよび地鳴きの声紋が示され、その特徴も記されています。とくに鳴禽類と呼ばれる種は左右両方の鳴管を用いて複雑な声を発する場合があり、声紋にそうした兆候が認められる場合には、どのように鳴管を制御してその声を発したのかの推察も記されています。
...といってもピンとこない方も多いかもしれませんので、サンプルページをご覧ください。
エゾムシクイのページを見ると、種名(和名(漢字含む)・学名・英名)、代表的な声紋と解説が記されています。
鳴声(聞こえ方)はカタカナ表示もありますし、音程や間隔などのパターンも記されていますので、声紋と見比べてみるのもよいかと思います。
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〔仕様〕
サイズ:A4版(縦・298×横210mm)、厚さ32mm
ページ:500ページ
発行:2023年6月23日
著者発行者:石井直樹
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【目次】
はじめに
鳥声分析と声紋
利用した音源
種別の鳴き声の説明
鳴き声の種類
文献
謝辞
種名目次
スズメ⽬ヤイロチョウ科
スズメ⽬モリツバメ科
スズメ⽬フウキンチョウ科
声紋観察のための助⾔ ⽬次
⿃声サイトの概要
⿃声 CD
デジタル信号として扱う
声紋観察環境
⿃の鳴き声の分類と呼び⽅
⿃の声紋
<石井直樹さんからのメッセージ>
ここに、本邦初の鳥類声紋図鑑を発表する。
まず、私がこのような本をまとめた経緯を記そう。私は数10年前に(ヒトの)音声を研究していた。その時代は、ソナグラフという機械で声紋(スペクトログラム)を印刷・観測するのが主流であり、私もその機械のお世話になった。その後、線形予測という技術が発明され、コンピュータを用いた音声研究が主流となり、私の研究手法もそちらに移行した。パソコンの処理能力が上がり、声紋観測はやや精度が低いサブの基本技術になり、声紋分析はしなくなった。
中年になって自分の時間が持てるようになって野鳥観察を始め、特にその鳴き声を聞き、録音することに熱中した。そして、鳥声CDを集めて聴取するだけでなく、鳥の鳴き声に関する内外の書籍を読破していった。そのような折りに、D. Kroodsmaの著書The Singing Life of Birdsに出会い、鳥声研究の分野では声紋観察が主流であることを知らされ、ヒトの音声と鳥の音声はかなり異なることに気が付いた。そして、自分で内外の鳥の声紋をRaven Liteで分析して、新たな発見を楽しんでいた。その頃、2017年にN. PieplowによるPeterson Field Guide to Bird Sounds of Eastern North Americaを入手し、その内容に圧倒されるともに、自分ではもっと深く声紋観測ができるのだが、という感想を抱いた。
一方、今世紀に入った頃から、鳥の鳴き声に対する関心が高まり、それが尋常のものではなく、高等な知能の持ち主から発出されたものであるとの認識が定着しつつある。しかし残念ながら、鳥の鳴き声を評価・探求する方法が、少なくとも日本国内では十分知れ渡っていなかった。そこで、日本の全ての鳥類を対象にして、昔蓄えた声紋観測の技術をもとに、その鳴き声を解剖してやろうと決意した(Pieplowの日本版である)。
すなわち、買い集めた鳥声CDの他、内外の鳥声サイトなどで音声データを入手できる日本の鳥類すべてに対して、その声紋を自分流に解析・解釈し、多くの新たな知見を述べることにした。その結果を集大成したのが、本鳥類声紋図鑑(下巻:スズメ目)である。日本には、偶然離島に立ち寄った鳥を含めて、700を超える鳥種がいる。その内の約半数が、囀るための発声器官である鳴管が発達したスズメ目の鳥であり、種によっては、極めて複雑で美しい歌を奏でて私どもを虜にする鳥もいる。
本下巻には、亜種を含めて456種の鳴き声について解析している。それぞれの種および亜種に対して、概ね1~2ページを割き、代表的な囀りおよび地鳴きの声紋を示し、その特徴を記した。特に鳴禽類と呼ばれる鳥は、左右両方の鳴管を用いて複雑な声を発する場合がある。声紋にそうした兆候が認められる場合、どのように鳴管を制御してその声を発したのか推察し、説明を加えた。
本書は、日本鳥類の鳴き声に興味を有し、その真髄を深く追求したいと欲する方に向けた伝道書を意識している。本書を助けにして、新しい分野を切り開いて貰いたい。
上巻の非スズメ目編もご利用ください。
本書では、亜種を含めた501種の非スズメ目の鳥類の鳴き声について解析されています。各種および各亜種に対して概ね1~2ページを割き、代表的な囀りおよび地鳴きの声紋が示され、その特徴も記されています。また音声データに対しては、著者が聞き取ったうえで書き下ろしたカナ文字(写声)が示されています。なお記載種・亜種は、日本鳥類目録(改定第7版)に従っています。
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