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クラス(対物レンズ径)を選ぶ |
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双眼鏡も望遠鏡と同じように、対物レンズの大きさによって3つのグループに分けることが出来ます。 |
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コンパクトクラスの特徴 |
中口径クラスの特徴 |
大口径クラスの特徴 |
なによりも携帯性に優れており、折り畳むと手のひらに収まってしまうものも珍しくありません。バードウォッチングに限らず、美術鑑賞・スポーツ観戦・散歩のお供にと、様々な場面で使用出来、1台あると何かと重宝します。
デジスコや一眼レフでの撮影がメインの方にもおすすめです。 |
画質と重さ、両方を求める声が高まり、最近注目を浴びているクラスです。
新製品も続々登場し、画質も大口径クラスにひけをとらない機種も登場しています。
重さが負担に感じてからも末永くご使用いただける、幅広い層の方々にお薦めできるクラスです。 |
品質を最重視する方におすすめするクラスです。
これ以上口径が大きくなると明るさは増しますが、重量が増して手ブレが発生しやすくなるため、事実上の最上級クラスと言えます。林内や朝方、夕暮れ時など、条件が悪い時ほど、その威力を感じていただけるでしょう。 |
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倍率を検討 |
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バードウォッチングでは7~10倍が適当な倍率。それ以上は手ぶれが発生してしまい、手持ちでの使用は難しくなります。 |
一見倍率は高ければ高いほどよいような気がしますが、倍率が高くなる程手ブレが生じやすくなりますし、視界も狭くなります。ある程度離れた対象物を見比べ、どちらがよりはっきり見えるか確かめてください。看板の小さな字を読みとるやり方が効果的です。
「倍率が高くて大きく見えるものの、なかなか字が読みとれない」一方、
「やや倍率は劣るものの、小さいながらはっきり読みとれる」
といったケースもありますので、じっくり比較しておくと安心です。 |
≪多くの双眼鏡は、同じようなシリーズで8倍と10倍がラインナップされています≫ |
8倍の特徴 |
10倍の特徴 |
倍率を抑えている分視野が広く、鳥を双眼鏡の視界に捉えるのも容易なため、双眼鏡初心者の方にもおすすめです。
また10倍と比較すると明るい像が得られるので、様々な場面に対応出来る万能選手です。 |
猛禽類、シギ・チドリ類、海鳥など、絶対的に距離のある対象を観察するのに有利です。
一般的に8倍と比較すると、視野は狭く、やや暗くなりますが、機種によっては殆ど気にならないものもあります。 |
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価格、画質、デザイン、重さ、保証を踏まえ検討 |
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外見、見え味、コストパフォーマンス・・じっくり比較して最終検討。 |
必ずしも価格の高いものがよいというわけではありませんが、価格の差は見え味や目の疲れなどの差となって現れてきます。決して安いものが悪いというわけではありませんし、全体的な品質自体が向上してますので、ご自分の目でお確かめ下さい。
同様に、重さについても仕様上の重さが参考になることはもちろんですが、重量バランスに優れ、持った感じあまり重さを感じない機種もあります。実際に手にとってみられるのが一番ですが、そうもいかない方、どうしてもお悩みの際などには、どうぞお気軽にお問い合わせください。 |
保証期間早見表 |
ニコン |
コーワ |
カールツァイス |
スワロフスキー |
ライカ |
ビクセン |
1年間 |
1年間※1 |
10年間 |
10年or30年間※2 |
10年間 |
5年間 |
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※1 コーワは自社が運営する「プロミナークラブ」に登録すると2年間に延長
※2 スワロフスキーは従来モデルは30年、2010年以降の新モデルは10年。各商品ページをご確認ください。 |
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・商品名でどんな商品か分かる |
各メーカーによって多少の違いはあるものの、双眼鏡の名称は、その製品の仕様を表しています。これを知っておけば、お目当ての双眼鏡を見つけるのも楽になりますよ。 |
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・双眼鏡の使い方 |
ただ覗くだけでしょ、と言われればその通りなんですが、初めて双眼鏡を使う方に知っておいていただきたいステップをご紹介します。
①目幅を合わせる
双眼鏡をのぞくと、左右の目でみた視界が2つの円になって見えます。双眼鏡の2本の筒を動かし、2つの丸が重なって、1つになるところを探してください。そこが適正な目幅です。
②ピントを合わせる
たいていの機種で真ん中にあるピントリングを動かし、ピントを合わせます。ちなみにピントは一人一人違います。
③視度調整
以外に見過ごされがちなステップですが、これが原因で「双眼鏡を見ていると気持ち悪くなる」といったことにもなりかねません。詳しくは次の項目で述べます。 |
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機種によってはピントリングを引き出すと視度調整を行えるタイプもあります。 |
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・「視度調整」してますか? |
視力検査で、左右の眼で視力が違う、ということがあるように、左右の眼でピントの合う位置が違う方は珍しくありません。そんな方は、視度調整を行う必要があります。
①まず、左目だけで双眼鏡をのぞき、ピントリングでピントを合わせます。(ウィンクできません!と思った方、対物レンズを手で覆ってしまう方法がおすすめです)
②次に、右目だけで双眼鏡をのぞき、視度調整リングをピントを合わせます。
一度あわせてしまえば、使う度にあわせなおす必要はありません。 |
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・「倍率」って言われても・・イマイチぴんとこない方へ |
倍率とは、肉眼で観察した時の1/倍率の距離まで近づくのと同じ大きさで見ることを意味します。
例えば倍率8倍の双眼鏡で1000m先の鳥を見たときには「1000mの1/8=125m」になりますから、125mの距離で見たのと同じ大きさで見えているということになります。 |
・メガネをかけてても双眼鏡は使えます。 |
アイレリーフ(接眼レンズから視野全体を見渡すことのできる位置までの距離)が長く設計されている製品を選べば、メガネをかけたままでも快適に双眼鏡をご使用いただけます。
最近の双眼鏡はアイカップ(見口)がスライド式で繰り出すものが多く、この場合、裸眼の方は繰り出して、メガネの方は繰り出さずに使います。
アイレリーフの長い双眼鏡はその他にも、のぞきやすく、長時間の観察でも疲れにくいという特徴があります。 |
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反対にアイレリーフが短いと接眼レンズに目を ぴったり近づけなければなりませんから、裸眼の方でも疲れやすく、眼鏡使用の方は視野全体が充分に見ることが出来なくなってしまう場合もあります。
一般に疲れ難いアイレリーフの長さは裸眼の方で10㎜以上、眼鏡使用の場合は15㎜以上と言われています。 |
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