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第14羽 「今をありのまま受け入れて生きる…ことを学んだ三宅島」
まずはお詫びでございます。この2ヶ月、あまりに色々な色々なことがありすぎて、パソコンへ向かう時間もなく、一ヶ月ついにお休みをしてしまいました。ごめんなさい。
「色々なこと」をざっと書き連ねてみますね…
先回の⑬を徹夜で打ち終えて、ホビーズワールドにお送りし、そのまま飛行機に乗り一路ウトナイ湖へ。鳥と石原裕次郎記念館と5杯の味噌ラーメンを楽しみ2泊3日で帰京。店だったところの撤去作業は粛々と進み、新しい引越し先のリフォームが始まり、でも持ち主さんが米国在住なため所有権移転の書類の手続きに時間がかかって、4月入居を半ば諦めかけていたものの、三井のリハウスの担当の方が奔走してくださり、アート引越しセンターも無理を聞いてくださって、何とか4月30日引越しを敢行。17年住んだ善福寺の賃貸マンションを出て青梅街道を西へ1キロちょっとのとこへ。練馬区民になりました。
転居先は築17年の中古のマンションだったので入居後、水道部分に大幅な手入れが必要なことがわかったうえに、洗面台の亀裂も見つかり、これらの手配にまず大騒ぎ。洗濯機も食洗機も活水器も付けられないなんて、専門家じゃないとわからないもんね…連休も重なってけっこうな心労。2トントラックで2往復、引越しらくらくパックでお姉さん二人に詰めてもらった、何もかもそのまんま入っている200個のダンボールに囲まれて途方に暮れていると、TBS日曜早朝「東京ウォーキングマップ」のディレクターから取材の依頼。「ラジオですか?」「いえテレビです…」。無理無理!!一回はお断りしたもの、引越しでもとてもお世話になった西村眞一さんの絡みもあって結局は「腕のいいカメラマンさん連れてきてくださいね」とお引き受けしました。7日間でダンボールを必死で片付け85個まで減らして無事撮影終了。実際はダンボールの林の中での撮影だったのに、放映持はベランダの2箱がチラリと映っただけでした。
このあとすぐ、半年前からお約束していた三宅島のイベント「バードアイランド三宅島2007」へ。帰京する日に数えで百歳になる姑が誤飲で救急車のお世話になりグループホームから病院へ搬送され、帰京後深夜に行って以降、ほぼ毎日入院先の大塚病院詣で。そして第4回東京バードフェスティバルに4年連続の出店。ホントはここで一段落、ということで予約してあった高司の白内障の手術は、これ以上先延ばしもできないと、予定通り3泊4日で敢行。
この間、絵のお教室が荻窪で4回、丸の内で2回、三宅島で3回、東京バードフェスティバルで2回、葛西臨海公園で1回あり、併行して高司が敬愛する高野伸二さんの「フィールドガイド日本の野鳥:増補版」の大幅な加筆修正作業も入り…私は着物の教室が2回あったものの、残りの85箱のダンボールから着物を救出するのに手間取り、5月に入って着物を着たのは三日だけというていたらく。
4月はきよしくんのコンサートも何本かあったし、往年のオークス&ダービージョッキーによる「ジョッキーマスターズカップ」が新装成った東京競馬場であって観にもいけたのだけれど、5月に入ってからは、ラーメン屋さんも行けないし、ブログも写真を携帯で撮って送るのがやっとで文章が追いついていない。
第一すっごく心待ちにしていたきよしくんの1年2ヶ月ぶりの新曲「きよしのソーラン節」「あばよ」をいつもどおり発売日当日開店と同時に新星堂西荻窪店にとりに行っても、コンポも繋がってないからしばらく聴くこともできなかったの。ジャケットだけ見てるのって、あんまりにも哀れで泣けてきちゃう、そんな、なぁんもお楽しみがない状態で、本日31日を迎えております。あ、岩盤浴に2回と、鍼に1回行ったっけか。鍼の先生には呆れられるほど、肩も首もコリンコリンで…
書いてるうちにやんなっちゃったけど、読んでくださってる方は、もっとげんなりかもしれませんね~すみません。
何しろ引越しのご挨拶状もまだ出せていない 情けない状態で、周り中に不義理を重ねております。
そんな中、何が嬉しかったかと言えば札幌で写真家の大橋弘一さんに再会できたこと、東京競馬場で懐かしい人たちに会えたことでしょうか?
大橋さんとは我孫子と東京のバードフェスティバルでお隣り合わせのブースになったことが2回あったご縁で知り合いました。その2回が史上稀に見る悪天候だったり悪環境だったりで…つまりはお客様も少なく、大いにいろいろと語れる時間があって、東京・練馬出身の彼が何故北の大地に魅せられたのかとか、ご夫婦一緒で羨ましいとか(もちろん私は即、反論)、これからどういう仕事ができたらいいかなとか、なんでこんなひどいとこのブースをあてがうんだとか、ま、諸々お話をして、その後はメールで近況のやりとりをしていました。
3月、私達はともかくゴミの山との壮絶な戦いをしていたので、事前に連絡を入れる余裕もなくって、羽田に向かう電車の中で「会いたいですぅ」とメールを入れたほど、わがままなお願いだったのですが。わざわざ時間を空けてくださって、しかも美人妻さまも一緒で、とてもありがたかったです。彼の撮る写真は、とってもあたたい。そして、鳥はじめとする被写体の背景にある、風や光の動きまで伝わって来そうな臨場感もたまらなく好きなのだけれど、改めて写真の秘密やら、可愛いお嬢ちゃんのパパになった感想やら、いろいろと久しぶりにお話できて嬉しかったです。高司と大橋さんが高校・大学と同窓で、商科というとこまで一緒だったのが今回判明してこれもビックリ!!二人の距離が思いっきり縮まったのは言うまでもありません。
東京競馬場での「ジョッキーマスターズカップ」は、馬券とは全く関係のない、でも古くからの競馬ファンにはたまらない夢のレースでした。だって往年の名ジョッキーがオークスやダービーを勝った時の勝負服でもう一度ターフを駆け抜けるんですもの。
地方競馬では勝負服は騎手そのものを表します。つまり白・赤一本輪=○○騎手となります。でも中央競馬では勝負服は馬主のもの。使える色とデザインは厳しい決まりがある中で、広いターフを走ったとき一目でその馬主の馬と判別できるものを考えていくのは、とても大変です。メリーナイスでダービージョッキーとなった根本康広騎手:根本くんとは彼が下乗り:騎手候補生の時から知り合いで、彼の所属する厩舎の新しい馬主さんの勝負服をよく二人で考えたものでした。まだ私が20代前半で東京競馬場に馬も人も一杯いた頃です。そのあと美浦トレーニングセンターに人馬の移動があって、厩舎の跡地を様々に活用し、東洋一といわれたスタンドも果敢に手直しを加え今回のリニューアル、それを記念しての「ジョッキーマスターズカップ」です。行かない訳にはいきません。「根本くん」だけではなく、引退後調教師の道を選ばずに、解説者をしながら悠々自適に過ごしておられる岡部幸雄さんも騎乗するのですもの。彼は今バードウオッチングに夢中で、去年バードライフ・アジアの会で、20年ぶりにお会いして、競馬のことも鳥のことも、とてもいっぱいお話をしたので、岡部さんの応援もしなきゃなりません。
ゴール過ぎたあたりの場所で、ファンの人に混じって競馬を見ることは日本中央競馬会に在職中には考えられなかったことですが、馬場と同じ高さの目線で見た競馬はとても新鮮でした。根本くんも岡部さんも、他の騎手も無事に完走。さすがでした。騎乗馬は競馬学校で騎手の卵たちを乗せている馬たちだったのですが、かなり迫力のあるレースを展開してました。そして表彰式の会場下見所では、懐かしい顔のスタッフも遠くに見えました。中でも一人、やたら体格は良くなってるけどあの仕草はもしかしたら?と思う人が一人。終了後、塀越しに声をかけるとやっぱりGさん。開口一番「横にでかくなった以外は変わらないなぁ」と言われ、そのまんまその言葉を返しつつ、今は井の頭線沿線に住んでいる彼と帰り道々四方山話。Gさんとは所属する部署は違ったのですがよく一緒に仕事をしていました。
彼がこのレースの責任者だったとかで、帰る道すがら、このレースのために半年以上前から準備をしていたことや、騎乗が決まった元騎手はきっちり減量して身体をつくり、60キロ越えの人は一人もいなかったことなどを話してくれたり、懐かしい人の消息を聞けたりで、この久しぶりの出会いも嬉しかったです。
久しぶりといえば、23年ぶりに行った三宅島も、とても印象深いものがありました。4年まえの6月、長男がボーイスカウトのキャンプで行った八丈島の船内抽選会で当てた、特一等船室ペア乗車券で、高司と二人八丈島に向かうときには、下船はもちろんデッキに出ることさえも許されなかった三宅島。帰りの船室の窓から見えた三宅島は、全体に黒く煙ったように見えました。
さて今回の三宅島。条件付出港と言って、天候の影響で島の港に着けない可能性もありますよ、その時は竹芝にもどってきますよ、という出港でした。途中品川のエキュートでゴージャスなお弁当を買って行ったので船を待つ間にそれを食べていると、高司が急に不安そうな顔になり「条件付って事は波が高くて揺れるだろうから、やっぱりボク、酔い止めが欲しい」と柔なことを言い始めました。「ちっ!しょうがねぇなぁ、軟弱なこと言っちゃって」と思いつつ売店に行くと「ト○ベルミン」ならありますとのこと。買いましたよ6錠850円という完全に足元見られた値段だったけれど。正規値段は630円なのですから何とも…でも、高司に言わせれば酔ったときには8000円でも惜しくない!という未だかってなかった価値観を披露。
高いなら効くのかなとか言って酔い止めを一粒飲んで、歯磨きと顔洗いも済ませて乗船。釣り人が多い二等船室です。虹色橋を過ぎてから毛布を借りて、慢性睡眠不足の私は即就寝、翌朝三宅島に着くまでは一回も起きずじまいでございました。自慢じゃないけれど何処でも寝られるんです、私。修学旅行の平城宮跡でも何人かで爆睡している写真があります。のちの世界遺産で、爆睡する女子高生って、渋谷歩いてる今時の姉ちゃんより怖いかも。競馬会の親睦旅行でも毎回私のキュート?な寝顔写真は撮られまくり。
高司はゴロゴロとしたんで目が何回か覚めたと言って、高波に負けることなく爆睡してた私を笑いましたが、普段睡眠の十二分に足りている高司に偉そうな事言われて、かなりムカッ!ときました。
ムカッとした顔で降り立った三宅島。迎えに来て下さった(財)日本野鳥の会のレンジャー山本裕さんはどんなにかビックリしたことでしょう…三池港にはどこからともなくガスの匂いがしてきます。
私は筋金入りの喘息もちなので、前日に慌ててガス対策を、かかりつけのお医者様に聞きに行きました。点鼻薬をコマメにする、うがいをする、皮膚をなるべく露出しない、かゆいところが出てきたら洗い流す…等だったのですが、何しろ寝起きでそんなことには頭が回らずでした。でも息も苦しくならず何でもなかったけれど。
まずはアカコッコ館に近い「新鼻荘」で仮眠。ここで寝ると寝ないで疲れが全然違うというママさんのお言葉に大きくうなずき、爆睡第二幕zzzzz
3時間ほど仮眠をとって機嫌よく起床!三宅島のアシタバやタケノコがいっぱいの美味しい朝ご飯をいただいてから、山本さんの車で島内を案内して頂きました。23年前高司と初めての遠出デートとなった三宅島。その時も前々回の噴火の直後だったので火山灰とは遭遇したし、木々も折れている枝がありはしました。今回は、鬱蒼とした森だったところが、すっかり明るくなり、ガスの影響で白く立ち枯れてしまったタブとスダジイの足元で、ススキやアズマネザサの下生えが生きいきと陽を浴びていました。島で二箇所だけ火山灰にもガスにもあたらずに残っている森があったのですが、そこに立つと、神様が宿っていそうな荘厳な雰囲気で、新しい森とはまた別の味わいがありました。
村役場で村長さんや関係者の方にご挨拶を済ませた後、三宅島小学校で4年生から6年生まで28名に、「”タマゴ式”で描くアカコッコ」のお絵描き教室をさせて頂きました。子ども達はさすがに野鳥のことには詳しく、最初こそ戸惑いながらも、完璧な色使いで仕上げてくれました。先生方の、肌理の細かい子ども達の対応も素晴らしいものでした。
アカコッコ館での2回の教室では、野鳥に興味のある方ばかりではなく、村内放送を聞き駆けつけてくださった方も参加され、思い出深い会となりました。と同時に、アカコッコ館のレンジャーの方々が、村役場や島人たちととてもよい関係を築いているのに感服しました。鳥や、鳥のいる環境に目を向けるのもとても大事なことだけれど、それだけでは実はダメで、そこにいる人たちと信頼関係を結べることこそが、とても大切。それを軸に活動を展開していくことが、保護や啓蒙活動の成功への道と確信しました。
噴火後、村役場より先にアカコッコ館が再開したのは、村の思いと、三宅島に住み始めて14年になる山本さんの思いが交差した結果と思います。噴火後の島は「死んでしまった」わけではなく「再生している」というメッセージを島にかかわる人たちが発信し続けることで、また違った三宅島の魅力に気付く人も多くいることでしょう。
住んでいる方々にとって、今回の噴火は筆舌に尽くしがたいほど、多くのご苦労があったことと思います。実際、ガスの関係でまだ、ご自身の家に戻ることもできない方もいらっしゃるとのこと…でも、多くの島外の人が三宅の魅力を探りに出かけるようになれば、島も活性化し少しづつ噴火前の暮らしを取り戻せるかもしれません。
森が生まれ変わる様子をダイレクトに見られるなんて、すごいことだと思いませんか?
喘息も大丈夫だったし、アシタバやタケノコや島の芋、新鮮な海の幸も堪能。何より島の人たちの「今を生きる」心意気に触れ、ちょっと元気になりました。
そんなで、今の三宅島にもすっかりノックアウトされた私達、ここしばらくは「がんばれ三宅島。がんばれアカコッコ」キャンペーンをささやかながらして行こうかな?と考えています。
さて6月、私の「今を生きる」でまずすべきことは、やっとこ残り80個をきったダンボールの整理でしょうか?うう
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♪谷口高司の額装原画イラスト、店頭で販売開始しました。
♪誠文堂新光社からぬりえの本がでました!
「色鉛筆でたのしむ大人のぬりえ 日本の鳥」
12種のぬりえと見本。税込み1000円
もちろんホビーズワールドでも取り扱い中です
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【野鳥の絵を楽しむ教室:いずれも事前申し込みが必要です】
◆今月の「谷口高司と野鳥を楽しむ会」
描きおろし完全オリジナルテキストを使ってタマゴ式鳥絵塾。
6月はこんな鳥を描きます
8日(金)18時半アンサンブル荻窪
「楽コース・暑中お見舞いに描きたい鳥」
21日(木)18時半アンサンブル荻窪
「極コース・アホウドリのいる情景」
必ず事前にお申し込みください。参加費は1000円です。
レンタルで画材もご用意できます(別途300円)
詳細はこちらへ http://www.fieldart.net/drawing.htm
◇過去のオリジナルテキストも頒布中です。1枚450円です。
参加申し込みの際に、ご希望の鳥をお教えください。
◆丸の内さえずり館 MARUNOUCHI鳥絵塾
毎月第一水曜日19時、丸の内でお会いしましょう!
お問い合わせ・申し込みは直接丸の内さえずり館へお願いします。
http://www.m-nature.info/about/index.html
6月「ロビン」7月「チドリ」8月「ワライカワセミ」です
まだ余裕があるようですのでお問い合わせくださいね。
3月以降は『歌や本でであった鳥』をテーマにタマゴ式だけではなくいろいろな描き方に挑戦します。
◆軽井沢・追分コロニー自然塾
http://www11.plala.or.jp/colony/fm_event.html
8月4日(土)は夕刻ゴジュウカラのお絵描き教室を
8月5日(日)には野鳥観察会を開講します。
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