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Hobby's Staff Report vol.7
| 手賀沼&コアジサシ営巣地整備作業ボランティア参加報告 |
Hobby'sのスタッフは全員がバードウォッチャーであり、デジスコユーザーです。
当然、休みにはフィールドで観察や撮影を行っておりますので、恥ずかしながら、その成果を交代で報告させていただきます。
デジスコだけでなく一眼やビデスコ、探鳥地など、ご不明の点がありましたら、遠慮なく問い合わせ下さい。
問い合わせ先 info@hobbysworld.com
今回は、ジャパンバードフェスティバルの開催地でもある千葉県の手賀沼に行ってきました。
沼の周辺はヨシ原、水田、畑、斜面林、住宅地と多様な環境が広がり、四季を通してな様々な野鳥たちを観察することができます。
沼には遊歩道が設けられており、鳥を至近距離から観察出来る事も多いのでバードウオッチング初心者の方や野鳥撮影を目的の方も楽しんでいただだけるかと思います。
観察後は手賀沼大橋近くにたたずむ、「我孫子市鳥の博物館」がおすすめです。鳥の進化・分類・飛翔方法・羽毛の仕組みなど科学の見地から鳥を紹介しているコーナーもさることながら、他ではなかなか見ることの出来ないであろう「世界の鳥の剥製展示コーナー」は圧巻です!仲間ごとに展示してあるので、それぞれ大きさをくらべる事ができます。私はオオタカとハイタカの大きさの違い(雌雄・固体差はあるかと思いますが)にびっくりしたのを覚えています。
〜撮影機材〜
一眼レフデジタルカメラ:Canon EOS 20D レンズ:Canon EF100-400mmF4.5-5.6L
IS USM
最短1.8メートルからの撮影が可能で、本体とレンズを合わせても重さは2キロ弱なので手持ちで楽しんでいます。
デジスコ:スコープ KOWA TSN-664 、カメラ Nikon クールピクス4300
今回の担当は、高橋 弘美でした。
| 手賀沼の鳥たち |

額板は白にほんのりと桜色が入っています。 |
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| オオバン |
オオバン(あしゆび) |
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オオバン・バンは手賀沼で繁殖しています。特にオオバンは数が多く、手賀沼のある「我孫子市の鳥」になっている程です。広い水面を泳いだり潜ったりして採餌するオオバンのあしゆびは、弁足(べんそく)と呼ばれるひれ状の弁になっています。この弁が水をかくときは広がり、逆に足を前に送るときは閉じて水の抵抗を少なくしています。また姿はオオバンと似ているバンですが、こちらはより水際や水草を歩くのに適した長い指を持っています。たしかに逃げ足速いですよね。
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| カルガモ |
バン
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カルガモは手賀沼で子育てしています。
以前、手賀沼のビオトープにある田んぼの畦で大騒ぎしているカルガモの成鳥を見つけ近づいてみると、なんと田の排水口から排水溝に流されてしまったヒナ9羽が、鯉の滝登りのように這い上がろうとしているところでした。このまま流されていくと水量が多くなり溺れてしまいます。しかし、ヒナは捕まえようとしても不意に潜ったりと思ったよりすばしっこいのです。通りかかった数人にお願いして排水溝の両端を板でふさぎ片方から追い立ててなんとか捕獲し、全部のヒナを安全な田に移す事ができました。その間、親鳥はずっと私のまわりをうろうろと歩きまわり離れようとはしませんでした。子を思う気持ちに関心・・・でしたが、大きな声で初めから終わりまでグェグェとされたのには閉口しました。
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| オオジュリン |
カワセミ |
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オオジュリンはあちらこちらのアシ原で見ることができました。人に慣れているようで1メートルくらいの距離から観察しても平気でプチプチとアシの茎の中の虫を食べていました。
カワセミは手賀沼公園やビオトープ付近などで観察できました。
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| チョウゲンボウ |
コチドリ
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突然、頭の上をスーとチョウゲンボウが飛んでいきました。木の高いところに止まり餌をさがしてるようでしたが、すぐに飛んで行ってしまいました。手賀沼では他にもノスリ、オオタカ、チュウヒ、ハイタカ、ミサゴなどの猛禽類を観察したことがあります。コチドリは浅い水溜りがある田にいました。もう少し水があり稲の株が残された田にはタシギもいましたが、残念ながらカメラを向けると株の陰に隠れてしまいました。
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コアジサシ営巣地整備作業ボランティア参加報告 |
リトルターン プロジェクト※のお手伝いをしてきました。
3月25、26日に東京都の羽田空港の近くにある森ヶ崎水水再生センターの屋上で行なわれたコアジサシが安心して子育てできる場所を作るボランティア作業に参加してきました。
すぐ近くには干潟と運河があり、餌場として適した環境があることもコアジサシがこの場所を営巣地として選択した理由なのかもしれないと感じさせます。
昼休みにはスタッフの方がコアジサシの繁殖スケジュールや今までの活動をパネルなどを用いて分かりやすく説明してくださいました。
今回の参加者はなんと総勢80名(もちろんすべてボランティア)で、中でも付近にお住まいの常連さんが多いとのことでした。
私は慣れない植木バサミを使った作業に悪戦苦闘でしたが、さすがの常連さんたちはお子さんから80歳の方までテキパキと作業をこなし、
ほとんどの整備作業予定は終了することが出来ました。
リトルターン・プロジェクトは多くの地域の方の理解と協力のもと成り立っているということに感銘を受けつつ、潮風に吹かれ、お天気にも恵まれ、青空の下久しぶりに気持ちよい汗をかいた一日でした。
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金網などもシェルターに利用されています。
写真提供:リトルターンプロジェクト |

餌のほとんどがカタクチイワシやボラの稚魚など。
巣に持ち帰る前に落ちてしまうこともあるそうです。
写真提供:リトルターンプロジェクト |
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レンガとブロックで造られたコアジサシのヒナの避難場所シェルターあ |
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除草作業風景。
コアジサシの卵やヒナは白っぽいので草地だとかえって目立ってししまいます。昨年黒いビニールシートで覆ったにもかかわらずアメリカセンダングサが生えてしまいました。
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※森ヶ崎とコアジサシとリトルターンプロジェクトについて
コアジサシは日本で繁殖したのち、9月になるとオーストラリアの方まで渡りをします。日本での繁殖場所は本来河川や砂浜などの砂礫地ですが、近年開発などですっかりそのような場所が少なくなりました。
森ヶ崎水再生センターの屋上でコアジサシの卵が見つかったのは2001年のことです。コンクリートの上に直接産まれた卵は殆んどが風に飛ばされ割れてしまったり、親鳥が自分の卵を見失ってしまったりした為、90巣にあった巣から巣立ったのは僅か5羽ほどでした。
やはりコアジサシの子育てに適する環境が不足しているのではないかと感じた発見者の増田さんの呼びかけで発足したコアジサシを救う為のプロジェクト、それが「リトルターンプロジェクト」です。
リトルターン(=コアジサシ)プロジェクトでは研究者、大田区民の方や学生さん、水再生センターなどの行政が協力してコアジサシの営巣場所作りや調査などの活動をされています。活動の成果が実り、2005年度は536巣で279羽が巣立つ事ができたそうです。
活動の中でもネコやカラスなどの捕食者からヒナを守るのが難しく、付近にカラスが止まれないように糸を張ったり、ヒナが隠れるためのシェルターを置いたりと様々な工夫をされているそうです。
今年もたくさんコアジサシが来てくれるといいですね。
リトル・ターンプロジェクトは5月13、14日の東京バードフェスティバルにも参加され、かわいいコアジサシたちのポストカード販売なども予定されているとのことです。リトルターンプロジェクトの運営・作業は多くのボランティアの方々によって支えられております。
どなたにもできる作業がありますので、皆さんのお力もお貸し下さい。→ リトルターンプロジェクトhttp://www.metro-npo.net/littletern/
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