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会社の歴史は50年を超えるドイツメーカーで、「フル―イドヘッド(雲台)」は1967年から生産されています。 |
映画や放送業界を中心に、数多くのプロフェッショナルたちに使用され、過去には、かの「アカデミー賞(オスカー)技術部門賞」も受賞したことも。その性能が映画作りに欠かせないものであったことがうかがえます。
日本においてもテレビ・映画ロケやスポーツ撮影に重用されており、スポーツ中継で画面の隅に映るカメラマンたちの機材に注目してみれば、“S”のマークの雲台をたくさん見つけることが出来るでしょう。
ザハトラー・ジャパン株式会社の営業マンいわく、スタジオ撮影用ではまだ他メーカーに分があるそうですが、アウトドアの撮影においては他社を圧倒して来ているようです。 |
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一般的なビデオ雲台が“油圧式”であるのに対して、ザハトラーは“機械式”です。 |
油の粘りに頼らずにギア比率で粘りを調整しているため、極低気温から高気温まで、その操作感が変わることは殆どありません。(このザハトラー独自のダンピング[粘性]機構は特許を取得しています)
また、油圧式雲台で気になる、動き始めの“突っかかり感”もありません。
冬の北海道での撮影、カワセミの飛び出し…ザハトラー雲台の性能は野鳥撮影においてもいかんなく発揮されます。
ユーザーに「一度ザハトラーを使ってしまうと、他は使えない」と言わしめる、まさにビデオ雲台の最高峰と言えるでしょう。 |
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ザハトラー純正の三脚は嵩が張るため、野鳥撮影においては他社の三脚、中でもジッツオシステマティックシリーズと組み合わせるのが定番となっています。
ザハトラー雲台を受け止めるためのボールアダプターは基本的に別売りですが、「GT3532LSV」など三脚とセットで販売されている製品もあります。 |
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雲台本体(クイックシュー含む)、クロスノブ、パーンハンドルの3点から成ります。雲台本体には1/4インチと3/8インチのスペアネジ各1本が埋め込まれています。
※写真はFSB6Tですが、FSBシリーズ共通です。DV10 SBではクロスノブの形状が異なります。 |
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※300mmF2.8は、テレコンやバッテリーパック有りならば、FSB4よりもFSB 6or6Tをおすすめします。
※キヤノン600mmF4 II型や800mm F5.6は軽量なので、FSB 6or6Tでも可。(カメラボディが重量級の場合はやはり8or8Tが適します。)
※DV 10SBは質量が一気に増すため、静止画以上の滑らかさが求められる動画メイン・定点撮影の方向きです。 |
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ザハトラー雲台のうち、とくに野鳥撮影用超望遠レンズで多く使われる「8」と「6」のクラスには、「タッチ&ゴーロックシステム」と「サイドロードシステム」の2つのカメラ取付タイプがございます。(上記の製品ラインナップと適合表を参照ください)
Hobby'sでも人気は半々といったところ。撮影スタイルやお手持ちの機材に合った方を選択ください。 |
【タッチ&ゴーロックシステム】 |
長所 |
短所 |
・ワンアクションでカメラを雲台から外すことが出来るため、手持ち撮影⇔三脚使用を頻繁に繰り返すような場面で特に有利 |
・付属のプレートが小型なので、“2点どめ”するためには別売りの「TF PLATE SDV」を組み合わせて使用する必要がある。 |
・プレートを固定する土台部分(バランスプレート)自体がスライドするため、カメラを外す度に位置調整をする必要がない。 |
・他社との互換性がない |
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【サイドロードシステム】 |
長所 |
短所 |
・付属のプレートに充分な長さがあるため、レンズを2か所で固定する“2点どめ”が出来る。 |
・カメラの着脱には、カメラプレート固定ノブを緩める→セーフティロックを押しながらカメラを外す、と2アクション必要になるため、タッチ&ゴーほどの素早さは無い。 |
・ジッツオやマンフロットと互換性がある。 |
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Q |
FSB 6/6TとFSB 8/8Tの、どちらを購入したら良いか迷っています… |
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A |
6Tと8T、6と8とを比較した場合、サイズは全く同じ、重さは150gしか違いません。ならば“大は小を兼ねる”で8/8Tを選ぶ方がいる一方、6/6Tで十分という方もいらっしゃします。→詳しくはこちら |
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Q |
水準器を点灯させるにはどうしたら良い? |
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A |
水準器自体をぐーっと押してください。この時、クリック感は全くありません。なお、FSB 4の水準器は点灯しませんのでご注意ください。→詳しくはこちら |
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Q |
フラットベース三脚でザハトラー雲台を使いたいんだけど…・・・ |
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A |
スパナを使って雲台底部のネジを外してやると、3/8インチネジが現れるので、取付自体は可能です。
ただ、ザハトラーのウリである“水平だし機構”が使えなくなってしまいます。→詳しくはこちら |
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Q |
300mm F2.8レンズ+大型カメラボディシステムだと、ザハトラー雲台が使えない? |
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A |
300mm F2.8、キヤノンEF400 F4DOなどの三脚座が短いレンズ+大型のカメラボディの組み合わせの場合、雲台にカメラのお尻がつっかえてしまう場合があります。→詳しくはこちら |
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→ザハトラー製品一覧を見る |