野鳥観察用のスコープ(望遠鏡)にコンパクトデジタルカメラを接続するのが「デジスコ」です。
しかし同じようにデジタル一眼レフカメラを接続することが出来る事は
以外と知られていません。スコープに一眼レフカメラを接続するためのアダプターは、
「フォトアダプター」「フォトアタッチメント」などの名称で、実はかなり以前から存在していました。
ではなぜ今、改めて注目されているのでしょう?最新情報と併せてレポートします。

デジスコと一眼レフ+スコープの比較
デジスコ 一眼レフ+スコープ
・3,000o超の望遠撮影が気軽に楽しめる
・軽量である
・明るい像が得られる
・カメラを外せば観察も楽しめる
・一眼レフならではの高速連写が楽しめる
・RAWデータで記録できる
・高感度の撮影が可能
しかしこれまではF値13固定という暗さが欠点でした・・
そこに登場したのがKowa TSN-880/770シリーズとTSN-880/770専用フォトアタッチメントTSN-PZです。
より口径の大きなTSN-880シリーズと組み合わせた場合、
「F値7.7〜」というこれまでにない明るさを実現しました。
さらにTSN-PZにはズーム機能も搭載され、より撮影の幅が広がりました。
※RAWデータとは・・一般的に使用されている「JPEG」という保存形式がデジタルカメラ内で画像処理され、圧縮されたものであるのに対し、「REW」ではそう言ったことを行なわないまま、いわば素材のままで保存することができます。表示するには専用のソフトが必要になり、また容量が重たくなりますが、より高画質な画像を得たい時に有効な保存方法です。ちなみに「RAW」とは「低い」ではなく「生」の意味です。
※先日発売されたフォトアタッチメントTSN-PA6はただ今実写中です。結果が出次第お知らせいたします。


必要な機材は?
・・・スコープ+アタッチメント+デジタル一眼レフカメラ システムの部品点数は意外と少なく単純です。
フォトアタッチメントTSN-PZはズーム式で、倍率を抑えたW端はTSN-884接続時にはF7.7、TSN-774接続時にはF8.8の値で、ファインダー像が明るくピントが合わせやすい視界を実現しています。

※ズーム操作で一番望遠側ではF11.4(TSN-884)、F13.0(TSN-774)と以前からあるフォトアタッチメントと変わらなくなります。被写体が近くて光量が充分な時のクローズアップ写真や、遠い被写体の記録時には威力を発揮します。
※デジタル一眼レフカメラとの接続は、各カメラメーカー毎のマウントリングを使用します。
※焦点距離はお使いになる機種により異なります。→一覧表はこちら
スコープ
TSN-774/884


フォトアタッチメント
TSN-PZ

各カメラ用
マウントリング



デジタル一眼レフカメラ
晴天の日中など、光量が充分な時は速いシャッタースピードで撮影できるので、指で直にシャッターボタンを押すこともできますが、カメラメーカーから発売されているリモートコードを用意すると失敗写真の多くを占める“機材ブレ”を防ぐために有効です。。 

※用意されているマウントリング・・・
CANON EF、Nikon F、ミノルタ・ソニーAF、ペンタックス K、オリンパスOM
 
リモートコード


撮影手法は?
・・・ピント合わせと撮影モード
【ピント合わせ】
完全なマニュアル操作となり、ファインダー像を見ながらピントノブを前後させて合わせます。
※フォーカス合焦マーク(ピピッという音と共に画面に点灯する小さな四角)が点灯しない機種がほとんどです。。
【露出
カメラにより絞り優先オート(Aモード)が機能して自動露出できる機種と、シャッタースピードの設定で露出を加減するマニュアル(Mモード)となるカメラがありす。

※各メーカー・機種のモード設定について、只今検証中です。

スコープの付け根に近い租動ノブで大まかにピントを合わせてから
先端の微動ノブで微調整します。


露出補正ボタン(各カメラメーカー共通のデザインです)
絞り優先オートが機能するカメラは露出補正で適正露出にします。


〈実際のファインダー像〉
ファインダーを見ながらピントノブを前後させて合わせます。



マニュアル露出の場合、シャッタースピードでコントロールします。
モニターで試し撮りした画像を確認しながらダイヤルを操作して、適正露出を探ります。
・・・適正露出
山野などのフィールドを例に取ると、背景が草や樹木のグリーンの場合、その前に居る野鳥は明るく、バックが暗いので、カメラ任せの±0で撮影すると、概ね野鳥の方が露出オーバーとなり、大きく写っているのに、画像が平板となり、羽毛の質感が出てきません。写した画像を液晶モニターで明るさを確認しながら撮影して、調整して行けば良いのですが、自動露出(絞り優先モードやプログラムモード)の場合に、基本はズバリ-0.7(-2/3)に設定しておくと、大きなハズレがありません。被写体の色、例えば白いサギでは、もう少しアンダーに振った方が結果が良く、反対に、枝を伝って高いところにとまり、背景が空になってしまったコゲラでは、バックが明るく鳥の方が暗くなるので、-0.7(-2/3)のままでは真っ黒けにシルエットしか写りません。この場合には±0〜、さらに逆光では+2.0まで露出をオーバーにかけないと、被写体の色彩は出てきません。操作はどの機l種でも、露出補正ボタンを押しながら、ダイヤルを回し設定します。決して複雑ではありませんが、ファインダーを覗いたままで操作できるまで習熟すれば、チャンスを逃すことが少なくなります。うんと練習しましょう。


気になる 画質は?
・・デジタル一眼レフ+超望遠レンズとの比較 より高画質なRAWモードの記録も出来ます。
デジタル一眼レフの魅力の一つにRAWデータの記録が出来ることが上げられます。画質の劣化を最小限にとどめられ、印刷結果も変わってくるので、習得して使いこなしたい機能です。
※テスト機材は1010万画素のCANON EOS40D、JPEGをサイズ縮小のみ行なった画像です。

スコープ(TSN-884) 焦点距離 約1.088ミリ 撮影距離:約10メートル
※大きな画像はこちら→(2,000x1,333 1.09MB)

眼の周辺をピクセル等倍で切り抜き


適したデジタル一眼レフカメラは?
・・・現在市販されている殆んどの機種がお使いいただけます。
カメラメーカー各社のマウントアダプターが用意されているので、ほとんどの機種に取り付けられます。
すでに一眼レフカメラをお持ちの方は、使い慣れた機種をそのまま流用することが出来るので便利です。
またこれから新に一眼レフを購入される場合は、折角一眼レフ用超望遠レンズより、はるかにコンパクトで軽量なスコープに組み合わせるのですから、運搬やフィールドでの取り回しを考え、入門機クラスと呼ばれている小さく軽量のモデルから選ぶとシステム全体の重量のバランスも良く扱いやすいでしょう。
お薦めデジタル一眼レフラインナップ
CANON
EOS 40D
Nikon
D40
Nikon
D80
Hobby's いちおし!!
PENTAX
 K100D
SONY
α100
【スペック】1,050万画素
連写:約6.5コマ/秒
重量:740グラム
メモリーカード:CF・MD
電源:専用リチウムイオンバッテリー
【スペック】610万画素
連写:約2.5コマ/秒
重量:約475グラム
メモリーカード:SD
電源:専用リチウムイオンバッテリー
【スペック】1,020万画素
連写:約3コマ/秒
重量:約585グラム
メモリーカード:SD
電源:専用リチウムイオンバッテリー
【スペック】610万画素
連写:約3コマ/秒
重量:約560グラム
メモリーカード:SD
電源:CR-V3リチウム電池
2本または単三型アルカリ・ニッケル水素電池4本
【スペック】1,080万画素
連写:約3コマ/秒
重量:約545グラム
メモリーカード:メモリーステック デュオ
電源:専用リチウムイオンバッテリー
【特徴】
2007年8月31日に発売となったばかりの機種で、特徴としては、デジタル一眼レフでは大敵のゴミや埃の付着を抑え、取り除く機能のほか、ミラーをアップし、液晶モニターでリアルタイム映像を見ながら撮影できる「ライブビュー」を搭載、一眼レフでの超望遠撮影時で、機材ブレの要因となるミラーショックを回避して、成功率を高められます。

【特徴】
女性にも取り扱いやすい軽量・小型ボディーで、本体価格もコンパクトデジタルカメラと同程度と求めやすくなっています。
【特徴】
一般的な撮影に用いるJPEGでは100コマまで、一秒間に約3コマの高速連写で連続撮影が可能です。
【特徴】
同社製の古いネジ込み式マニュアルフォーカスレンズでも、ピント合わせを補助する「フォーカスエイド」機構が+スコープの時にも有効で、ピントノブを前後させ合焦すると、「ピッピッ!!」と音でも知らせてくれます。デジタル一眼レフが初めての方に、特にお薦めできます。

※手ブレ補正は焦点距離800ミリまで設定可能で、この組み合わせのW端、1.200ミリでも効果は有るようですが、画像の鮮明度では、OFFの方が解像感があります。

【特徴】
失敗写真の多くを占める“機材ブレ”を緩和できるボディ側ブレ補正機能を搭載。スコープ接続時の相性については検証中です。
【撮影モード】
全てのモードでレリーズ可能ですが、絞り優先オートで露出補正するのがお薦めです。
【撮影モード】
マニュアル(M)モード
【撮影モード】
マニュアル(M)モード
【撮影モード】
全てのモードでレリーズ可能ですが、絞り優先オートで露出補正するのがお薦めです。
【撮影モード】
※只今検証中です。


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